土. 2月 22nd, 2020

機内にクジャク、ヘビ… 「心的サポート」動物、米で制限へ

米運輸省は22日、無料で旅客機の客室内に持ち込める動物の種類を制限する計画を発表した。人間を心理的にサポートする動物「エモーショナル・サポート・アニマル(ESA)」は持ち込めなくなるという。

運輸省は今回の計画について、自分のペットを「サービス・アニマル(介助動物)」として申告する乗客が増えていることが背景にあるとしている。

ESAには今後、「サービス・アニマル」と同じ権限は付与されない。

訓練を受けた「サイキアトリック・サービス・アニマル(精神介助動物)」については、持ち込みが可能な場合もあるという。

制限の導入に先立ち、国民の意見を聞くパブリックコメントを実施するという。
数や大きさを指定

運輸省の計画が導入されれば、航空会社は乗客が持ち込む動物の数の制限や、大きさの指定のほか、「サービス・アニマル」であることを証明する書類の提出を義務づけることが可能になる。

一方で、航空会社は、動物の品種に基づいて「サービス・アニマル」の輸送を拒否することは認められないという。
機内持ち込みの動物増加

米国内の複数の航空会社は、運輸省の計画を歓迎した。

近年、旅客機の客室内に持ち込まれる動物の数が増え、他の乗客からの苦情や動物に噛まれるなどの事案が増えているとして、対策を求めていた。

航空業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ」代表のニコラス・カリオ氏は、「航空会社はすべての乗客乗員に、安全で快適なフライトを体験してもらいたいと考えている。ですので、私たちはこの計画が、すべての人々にとってのより安全でより健康的な体験を確実にする上で、大いに効果があるだろうと確信している」と述べた。

今回発表された変更が承認されれば、アメリカの航空事情は、ESAを認めていないイギリスに近づくことになる。

ブリティッシュ・エアウェイズでは、盲導犬や、障害のある人を介助する犬のみ、機内への持ち込みが認められている。